目次
パイロットチェック弁(パイロット操作逆止め弁)とは
逆流を完全に阻止せず,必要に応じてパイロット圧力による外力を作用させ,逆流を可能するのがパイロットチェック弁です。
onilog
逆止弁なのに逆流を可能にするという逆転の発想ですね笑
パイロットチェック弁の構造
ポート「A」に圧を加えると,「A1」のポペットを押し込こまれることで,ポート「B」に流体が流れます。
反対にポート「B」に圧力を加えても,ポート「A」には流体が流れません。
しかし,ポート「X」に圧力を加えることで,「A2」のピストンを押し込むことで,「A1」のポペットも押し込まれることで,流路が確保されるため,ポート「B」からポート「A」の流れを作ることができます。
引用元
川崎重工業 パイロット操作チェック弁
導入事例
アクチュエーターなどの落下防止回路に組み込まれることが多いです。
引用元
コスメック ノンリークパイロットチェックバルブ
さいごに
パイロットチェック弁の動きはそんなに難しいものではありません。しっかりと,その役割と構造を理解し,安全な装置設計ができているか確認する必要があります。
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