計装設備の操作端とは

計装 ▶︎計装設備計装設備の操作端

操作端は調節部から信号を受け取り,動作する設備のことです。計装は主に弁(バルブ/栓)を操作することが多いと思います。その他にも計装設備以外にも動機器のポンプ/撹拌機のモーターや,インバーター,ヒーターなどがあります。それらについて少しだけ説明したいと思います

目次

制御弁とは

自動制御/遠隔で操作する弁(バルブ/栓)を制御弁と言います。その他にも調節弁,調整弁,ON-OFF弁,計装弁など様々な言い方をします。(日本工業規格(JIS) B0155的には調節弁と言っていますが…)

※栓と言い方が一般生活において馴染みのある言い方ですが,ここでは全て弁orバルブと表現します。

どの言い方でもいいのですが,ポイントは「自動制御/遠隔で操作できる弁」ということがポイントです。

制御弁の機能とは

制御弁の機能は「流体の流れを制御する」ことにあります。流れを「減らす」「増やす」流体を「流す」「止める」ことですね。

制御弁には「調節弁」「遮断弁」と大別ができます。

 

  • 遮断弁:流体を「遮る」「流す」のどちらかしかできない。ON-OFF 弁とも言います。
  • 調節弁:流れを「減らす」「増やす」など流れの強弱をつけることのできる弁のことです。調整弁,コントロール弁とも言います。

バルブの種類に関しては別途記事したいと思います。

※ちなみに厳密に言えば遮断弁でも流れの強弱は付けられますし,調節弁でも流れを遮ることもできます。

動機器/ヒーター

動機器,ヒーターに関しては信号のON-OFFで操作します。調節部から「動け」「止まれ」という信号で制御します。家庭の照明と一緒ですね。

インバーター

動機器にはインバーターを搭載したものがあります。周波数を変更することで回転数を制御します。

動機器/インバーター/ヒーターなどは計装設備ではありませんが,自動制御には不可欠な装置です。これらについては本ブログではあまり深追いは多分しませんが,計装の調節部で自動制御/遠隔操作ができることを覚えておくといいと思います。

さいごに

今回は操作端について簡単に説明しました。別の記事で計装とは「ある点に測定装置を設置/測定し,ある諸変量へ制御する(で操作する)。」必要があると述べました通り,操作することが必要です。

これら操作端の詳細について別の記事にしていきたいと思います。

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この記事を書いた人

生産技術系のエンジニアです。日々,計装関係の仕事に従事しています。 生産技術系ブログ【計装便覧.com】を運営中。主に計装設計についてまとめています。また仕事の時短ワザなども紹介しています。計装技術については初心者でもわかりやすくをモットーに執筆中!

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